化石コレクション4 シーラカンス・アクセルロディクティス

シーラカンス アクセルロディクティス アラリペンシス
(Axelrodichthys araripensis)




    時代中生代白亜紀(1億3500万年前~6600万年前)
    産地ブラジル セアラ州 サンタナ層
    寸法横770㎜ 縦315㎜ 
    重さ9745g
    説明シーラカンスと聞いて皆さん一度はその名を耳にした事があると思います。約一億一千万年前のシーラカンスの化石になります。
    現代のシーラカンスとは違い、当時は淡水域~浅海に生息していたと考えられており、上下の顎には歯はありません。
    2019年の研究でモロッコで発見された部分化石を元に、近縁種で全身を復元すると、全長3.8メートルにもなるそうです。

    この個体は頭部から喉板、主鰓蓋骨から背ビレ、尾ビレまでくっきり残っており、全長80cmあります。
    古生代デボン紀に出現し世界中の水域で栄えていましたが6500万年前の大量絶滅より殆どの種が絶滅し、1938年にアフリカで1匹のシーラカンスが発見されるまで、6500万年前に絶滅していたと考えられていた幻の種です。
    現在までに200匹のシーラカンスが発見、捕獲がされてきました。未だ詳しい生態はわかっておらず、脊椎動物の進化の過程を解明するうえで貴重な生物です。
    学術的価値からブラジル政府より輸出が厳しく禁止されており博物館などでなければ今後の個人の入手は難しいです。

2024年2月29日
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